2006年1月
笠間
笠間の穴窯の写真を撮ってきました。
まったくドジというか、マヌケというか…。
前回見に行ったときに、カメラを持って行けば何のことはなかったのに、
わざわざ写真を撮りに行かなくちゃならなくなるなんて…。
まあ、でも笠間稲荷にも寄れたし、稲荷の前の酒屋さんで酒粕と味噌も買えたし、
その隣のコロッケ屋さんで買ったコロッケがすっごくおいしかったし、まあよしとするか!
前回行ったときは穴窯の中をよく見てこなかったのだけれど、
今回はしっかり穴窯の中まで写真撮影してきました。
穴窯の中は暗いし、私は身体の横幅と厚みがかなりあるので、
実際、中に入ってみると70人分でスペースを考えていたけれど、
”全部入るかなあ?”とちょっと不安になりました。
すかさず今回は用意していったメジャーを出して採寸。
「ん~、やっぱり入るはずだよなあ…」と見た目の感覚よりは客観的事実を信頼して。
初めて使う窯なので、やっぱり不安がいっぱい!
何度か使ってみないと具合がわかりませんね。
70人の予定が、ここへきてどっと申し込みが増えちゃって、
スタッフも入れると80人を超えちゃった。
「大丈夫かなあ?」
穴窯を焚くこと自体はそんなに大げさなことじゃないのに、
何十人もの生徒さんからお金をいただいて初めてのことをやるのは、けっこう大変。
うまくいくといいんだけど…。
笠間っていう町は、陶芸以外にも見所いっぱい!
日本三大稲荷の一つ、笠間稲荷をはじめ、
日動美術館、佐白山、その他諸々の神社仏閣…。
もちろん楞厳寺もその一つ。
ちょっと足を延ばせば益子もすぐだし、
楽しいイベントになるといいな!
穴窯
ちょー久しぶり!
だいぶ間が空いちゃいました。
何っていうこともないのに、やっぱり暮れは何かが忙しいんだね。
やっと実現します、穴窯焼成!
18年間、陶芸教室をやってきて、教室として穴窯を使うのは初めてです。
今まで、教室の会員さんからは要望が強かったんですけど、
経費のこと、手間のこと、いろいろクリアしなければならないことがあって、
実現しませんでした。
やっと今回、笠間の橋本電炉工業のお力添えで、
笠間の楞厳寺(りょうごんじ)境内にある「ヒメハル窯」をお借りすることになりました。
昨年、一度お邪魔をして下見をさせていただいたのですが、
穴窯はもちろんのこと、楞厳寺のすばらしさにびっくり!
山門は室町中期建造の禅宗様式の四脚門(よくわかんないけど、見れば”なるほど”っていう感じです)で、国指定の重要文化財、さらに鎌倉中期(1252年)製作の木造千手観音立像まである。この観音像も国指定重要文化財。
境内に入ったときは、”こんなところにほんとに穴窯があるのかなあ?”なんて考えましたが、実際にその穴窯を目にしてみると、妙にピタッときちゃったりして…。気分はすっかり室町時代の陶工って感じ!
さらにさらに、その楞厳寺の裏山は片庭ヒメハルゼミの北限の生息地で、国の天然記念物に指定されています。徳川時代には笠間城主が、聴蝉所(ちょうぜんじょ)を作って、ヒメハルゼミの大合唱を楽しんだとか…。
こんなところで穴窯が焚けるなんて、なんて幸せなことか!
大感動の窯焚きになること間違いなし!!
前回下見をしたときには、カメラを忘れちゃって、携帯で写真を撮ったのだけれど、
私の携帯はそれほど画像がよくないので、何が何だかわからなくなっちゃったので、
連休明けまでには、もう一度笠間に出かけて、写真を撮ってこようと思います。
そうしたら、穴窯の写真をアップしますね。
そうそう、楞厳寺もね!