2008年12月
師走ですね
今年はわりと暖かいので、師走だということをふと忘れてしまいますが、もう今年も残すところあと10日ほど。
早いものですね~
今年はどんな年だったでしょうか?
教室では、1年の締めくくりということで、みなさん道具箱の整理をしたり、今までにすこしずつ余った土などをまとめてみたりしています。
帰る際にはもう、「よいお年を~[E:happy01]」「来年もよろしく[E:fuji]」なんて言葉が飛び交っております。
来週は、冬至やクリスマスなどなど行事が盛りだくさん[E:xmas]みなさん楽しんでくださいね!
;田坂
新春展示即売会開催!
多くの皆さんの声にお応えして、新春展示即売会を開くことにしました。
会員の皆さんは、家に眠っている掘り出し物の作品を、ぜひ出品してください。
きっとあなたの作品を待ち焦がれている方がいるはず。
また、会員以外の皆様は、ぜひのぞきに来てください。
とても個性的で、魅力ある作品たちが、あなたを待っています!
ワゴンセールから手間のかかった高級品 [E:shine] まで、あなたのお越しをお待ちしています。
リーズナブルなお値段で販売いたしますので、掘り出し物 [E:wobbly] を見つけてくださいね[E:sign01]
日時;2009年1月28日(水)~2月1日(日)
午前11時~午後7時 (最終日は午後4時終了)
場所;「Salon de flamme」 Galerie
お問い合わせは、048-825-5551 陶芸教室「Salon de flamme」まで。
作品の評価も上々!
穴窯焼成は、最後のところで棚板が崩れてしまったにもかかわらず、会員の皆さんの評価は上々。
私も、これまで5回の穴窯焼成の中では一番の上がり具合ではないかと思います。
これまでの窯焚きと今回の窯焚きの違いは、どこの温度で長時間引っ張るかという部分が違っていたように思います。
これまでは、早めに高い温度に上げて、その後長く引っ張るというやり方をしてきましたが、今回は焚き始めの丸2日以上を一人で焚かなくてはいけないこともあり、500~1000度あたりにこれまで以上に時間をかけました。
どうやら、それが功を奏したようです。
まだまだ穴窯焼成は素人で、なんだかんだいうような立場ではありませんが、私の想像では、高い温度になってしまうと窯(煙突)の引きがよくなりすぎて、灰が煙突から外へ流れてしまうのではないかと思います。
それに比べ、低い温度では窯の引きがそれほどではないので、灰が煙突から外へ放出されることがなく、窯の中にとどまるのではないか…。
そんなふうに考えました。
年に1度の窯焚きなので、来年までその結論は持ち越しです。
「ああ、体力的にもう限界」とか言いながら、早くその立証をしてみたくて、明日にでも窯焚きをしてみたくなっている私でした!
型作りのちょっとしたコツ
電動ろくろでの壺の作り方が、「その1」のままになってしまっているんですが、昨日会員さんが石膏の型でお皿を作っているとき、かなり苦労をしておられたので、石膏の型を使って作るときのほんのちょっとしたコツというか、工夫をお教えしちゃいます。
どこの陶芸教室も、同じようではないかと思うのですが、うちの陶芸教室では、石膏の型を使うとき、いくつか連続して作ることが多いので、型あるいは粘土の方に片栗粉をふって、型から離れにくくならないようにしてしています。
石膏の型というのは、何回か続けて使っているうちに、徐々に水を吸って型から離れにくくなり、型から外そうとしたときに、手の跡が付いたり、形が崩れてしまったりするからです。
もちろん片栗粉でなくてもくっつかないための工夫をすればいいわけで、何か別な粉を使ったり、布を使ったりすることもありますね。
布の場合は、粘土に布目が付いて、それがかえって景色となって楽しい作品になったりもするわけです。
昨日会員さんが使っていた型は、ラグビーボールを半分に切ったような舟形。
こういう形は意外にやっかいで、型から外したときに重みで外に広がってしまい、せっかく型を使ったのに、型と同じような深さが充分に出ず、平たくなってしまうことがよくあります。
では、どうすればいいのか?
そういうときは、片栗粉や布を使うのはやめましょう。
むしろ型を若干湿らせたり、型に触れる側の粘土の表面を湿らせたりします。
それは、片栗粉をふるのとはまったく逆に、型に密着して型から離れにくくするためです。
型から離れなければ、型を裏返して作品を板や台に置いたとき、型に密着したまま離れないので、作品の形が型のまま崩れず、きれいな形になります。
型を外さず、そのまま作品の周りを粘土のひもなどで支え、形を保ちましょう。
しばらくすると(長くても5~10分くらいだと思います)、石膏が水分を吸って、自然に型から離れてくれます。
たくさん作るにはちょっと時間がかかりますが、待っている間は気持ちをゆったりお茶でも飲んで、次の構想を練るなんていうのもいいですよ。
そんな時間も、作品づくりには役立つはずです。
ぜひ試してみてください!
なんでも同じように、片栗粉をふるのではなく、「何のためにふっているのか」、「自分の目指しているものは何なのか」、「そのためにはどうするのが最善か」ということを常に意識し、工夫することがいい作品を作るための大事な大事なポイントです。
それでは、今日もいい作品づくりに励んでください。